今朝、思ったこと
「資本主義」の反対語って何なん?という質問には大方の人は「社会主義・共産主義」って答えるんだろうと思う。
蛙なら、「人間主義」って答えるのだけれど、同意してもらえる人は一億人に一人くらいな割合じゃないかなぁ。
「共産主義」の「親玉」っていえばマルクスというのは「常識」みたいだけど、大抵の人はマルクスの思想をきちんと跡付けて追って考えてみたことがないのだと思う。
エンゲルスからレーニンに至る過程で、その時代の政治的要請とか「分かり易さ」とかいうことで「マルクス主義」はどんどん卑俗化されていって、スターリン時代と日本共産党の歴史の中で、「人間主義」であったはずの「思想」はその「反対物」に転化してしまったっていう風に蛙は考えている。
マルクスは、自身が見ている「世界」について、その「不幸」が何に起因するか、その「不幸」を「克服する」ことは可能かという問題意識から出発をしている。
それだから、初めに「商品」について考え、それが「貨幣」を必然化すること、その過程から「資本」が生成されること、その「運動」が歴史を決定していくことを「資本論」の完成によって明らかにしようとした。
これは「未完」に終わっているし、また、以降の150年以上の時間の経過からは、彼が見ることができなかった「現実」の変遷があるのであって、それを踏まえた「新しい人間主義」の理論が期待されているということになるのだろう。
マルクスの時代になかったものとしては、一つには「帝国主義」という概念で、これについてはレーニンの仕事は高く評価されるべきだろうが、既に時代はそこをも突き抜けて「貨幣そのものの商品化」の時代に至っているということがある。
「資本」が世界性を持つことの必然性については既に彼において示されてはいたが、眼前にある「グローバリズム」の分析は、その「質」において、大きな変化があったのであるから、ここにおいても時代に対応する「新しい理論」が期待されていると言わねばならない。
また一つには「熱力学」にいう「エントロピー増大の法則」ということもある。
マルクスの時代の「エネルギー源」は石炭であり、産業革命はそれによって進行したけれど、現在「化石文明」と呼ばれたりする「石油エネルギー」に依存していて、世界は加速度的に「荒廃」が進みつつある。
一般に「環境問題」として理解されていることに関わる話だけれど、「問題の立て方」自体が表層的に過ぎるように蛙には見える。
「一酸化炭素排出量削減」などといった小手先な話ではなく「文明そのものの根本的な転換」を目指した「新しい理論」が構想されなければならないと思うのだ。
「新しい」「新しい」と言っても、解明されていない理論や法則の発見ということでなく、きっとそれは、アイヌ民族や世界の先住民族の伝統文化の復権ー後戻りではなくその智慧から学びながらという意味でーということなるはずだと、蛙は思う。
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