花崎さんの本、読み終わった
沖縄には「チムグル(肝苦)シーッ!」ってなことばがあるそうな。
花崎 皋平さんの「静かな大地」を読みおわって随分になるのだけれど、一ページ一ページを繰る度に、そんな風に酷く重い気分だったのだ。
何か書かなければなんて思いながらも、なかなか手が進まなかった。
全ての「和人」はこの本を読まなければなるまいって思った。
20年ばかり前に書かれたものなんだけど、その頃の蛙は「子育て真っ最中」で、もっぱら「子どもの本」を集中して読んでいたからだろう、この本とは当時、出会うことができなかった。
改めて本年、岩波現代文庫に集録されての「復刻」。
この20年の間に様々なことがあった。
「旧土人保護法」が廃止をされ「アイヌ新法」がさだめられた。
萱野さんが国会議員になってアイヌ語で演説をされたということもあった。
「二風谷ダム」訴訟も結審をした。
これらのことの一つひとつの意味がどれほど人々に理解されているのだろう。
まぁ、アイヌの人々からは怒られるかも知れないが、ものごとはゆっくり進むしかないのかも知れない。
気づいた人が発言をしていかなければなるまい。
ちょうど、「新法」が話題になっていた頃だろうと思うけど、神戸で同盟主催の集会でのこと。
アイヌの若い女性の「講演」があって、その歴史や問題点、それと自分たちがアイヌであることを名乗ることの重さなどを話されたことがあった。
それはそれで、そんな話が聞けたことは蛙にはよい経験ではあったのだ。
ほいで、聴衆からの質問ということになったのだけど、「アイヌの人は何を食べているのですか」っていうのがあった。
蛙にはこれは酷いショックだった。
「お前、解放同盟員だろがッ!」「『講演』に参加するにあたってちとは勉強しろよッ!」
とても蛙には信じがたいことだった。
「オオサンショウウオは何を食べるのか」という質問とレベルはどう違うのか、「同じ人間」として「アイヌ」を見る目があるのか、「東京の人は何を食べるのか」という質問を君はするのかッ、てな具合に、蛙の頭は爆発したのだ。
まぁ、こりゃ、蛙の「狭量」の故のことなんだろうけどね。
いつもわけ分からんことしか言わないで、すみません。
ほいでも、みんな、「アイヌ問題とは何か」とか「<北海道>って何?」とか、ちとは勉強しろよッって思うんだわ。
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