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「週間金曜日」1/7のこと

 「金曜日」は、編集委員から辛淑玉さんがはずれる経緯以降、あたしとしては、あまり評価できないメディアであったわけで、今回のも、大きな不満はあるのだが、「敗戦60年、そして これから」と題された「1/7増刊号」(560円)は、戦後60年を俯瞰するにたいへん便利ではあるし、とりわけ、「政治」「経済」についての記事は、読んでおいてためになるように思われる。

 まず、「不満」から....

 「高踏的」という言葉があるけれど、あたしの不満は、落合・佐高・椎名・筑紫・本多の5氏の記事を読んで、一層その想いを強くする。
 あたしの読み違えでなければ、かくある歴史的な現実について、「自身もまた、犯罪者のひとり」という自覚がない上に、筑紫は、「行くところまで行って」の「反転」に「期待」を賭けるなどと言い、本多は「破綻するまでは駄目なのか」「その時は六〇年前よりはるかに悲惨かもしれない」などと言う、その態度は許せない。

 気分はよく分かる。
 あたしも、似たようなことを思う。

 けれども、そこにはどれ程の民衆の「犠牲」が「予定されているか」という話があり、そのことを思えば、失神するほどの恐怖にあたしなどは苛まれる。

 二人も、そう思っているかも知れないが、それならそうと「語る」べきだ。

 それでも、と、あたしは思う。
 「政治」と「経済」について、「考えてきた人」には「常識」であるかも知れないが、きちんと整理して考えてみなければならない時点に立っているのだから、「金曜日」(1/7)」は、是非とも多くの人々に読まれることを望みたい。
 

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